第13回脳脊髄液減少症研究会
- 2014.02.18
- 学会・講演・論文
先日、以下のプログラムで熱いディスカッションが、繰り広げられました。
特に三浦真弘先生が述べられた、髄液の吸収と、RI脳槽所見との関係。
RI脳槽シンチで髄液漏出像が、画像で描出されるには、硬膜外にRIが漏出し、かつ、留まらなければ写らない。もし、硬膜外に漏出したRIでも、髄液吸収が早ければ、髄液漏出像としては描出されず、RI残存率低下やRI膀胱内早期集積につながる。
という考察。
それから脳脊髄液減少症と水頭症を比較した穿刺後漏出の知見などなど。
臨床と基礎から、勉強させて頂きました。
【教育講演1】 脳脊髄液減少症の歴史、疾患概念 座長:中川紀充
[1]脳脊髄液減少症の症状 演者:篠永正道
[2]補足説明:小児例の特徴 演者:高橋浩一
【教育講演2】 脳脊髄液減少症の診断 座長:大塚美恵子
[1]RIシンチとCTミエロについて 演者:守山英二
[2]脊髄MRIと球後視神経について 演者:堀越 徹
【3】教育講演3】 脳脊髄液減少症の治療 座長:竹下岩男
[1]ブラッドパッチ手技、血液の広がりなど 演者:石川慎一
[2]補足説明:穿刺部漏出 演者:西尾 実
【教育講演4】 診断基準 座長:鈴木晋介
[1] 厚生労働省画像診断基準と脳脊髄液減少症研究会ガイドライン 演者:美馬達夫
[2] 補足説明:国際頭痛分類について 演者:喜多村孝幸
【特別講演】
「髄膜脈管外通液路を介するCSF経リンパ管側副吸収について-髄液の正常・異常漏出との関連性-」 演者:三浦真弘
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高橋 浩一先生
いつもお世話になっております。
研究会のご盛会おめでとうございます。
先日のNewton 3月号は、とても美しく、わかりやすくて、先生や看護師さんも大絶賛でした。
いつかNewton様に、「図解脳槽シンチと脳脊髄液減少症」の続編もよろしくお願い致します。
脳脊髄液減少症のご理解のために、どうぞよろしくお願いします。
交通事故で受傷された患者さんは、自賠責保険に脳脊髄液減少症が認められない今現在、多くの方が損害保険会社と裁判をしている現実があるそうです。
裁判官や弁護士先生もNewtonの記事が脳脊髄液減少症のご理解にとても役立つと思います。
高橋先生の研究会や学会の情報は、患者にとってとてもありがたいです。
いつも気力が注入されます。
高橋先生の益々のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。
M様
コメントありがとうございます。
研究会では、Newtonの情報も話させて頂きました。
高い評価をありがとうございます。