脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

第13回脳脊髄液減少症研究会

第13回脳脊髄液減少症研究会

先日、以下のプログラムで熱いディスカッションが、繰り広げられました。

特に三浦真弘先生が述べられた、髄液の吸収と、RI脳槽所見との関係。

RI脳槽シンチで髄液漏出像が、画像で描出されるには、硬膜外にRIが漏出し、かつ、留まらなければ写らない。もし、硬膜外に漏出したRIでも、髄液吸収が早ければ、髄液漏出像としては描出されず、RI残存率低下やRI膀胱内早期集積につながる。

という考察。

それから脳脊髄液減少症と水頭症を比較した穿刺後漏出の知見などなど。

臨床と基礎から、勉強させて頂きました。

【教育講演1】      脳脊髄液減少症の歴史、疾患概念 座長:中川紀充

[1]脳脊髄液減少症の症状       演者:篠永正道    

[2]補足説明:小児例の特徴       演者:高橋浩一    

【教育講演2】     脳脊髄液減少症の診断  座長:大塚美恵子

[1]RIシンチとCTミエロについて  演者:守山英二    

[2]脊髄MRIと球後視神経について  演者:堀越 徹    

【3】教育講演3】        脳脊髄液減少症の治療  座長:竹下岩男

[1]ブラッドパッチ手技、血液の広がりなど  演者:石川慎一 

[2]補足説明:穿刺部漏出        演者:西尾 実   

 【教育講演4】           診断基準  座長:鈴木晋介

[1] 厚生労働省画像診断基準と脳脊髄液減少症研究会ガイドライン  演者:美馬達夫    

[2] 補足説明:国際頭痛分類について     演者:喜多村孝幸  

【特別講演】

「髄膜脈管外通液路を介するCSF経リンパ管側副吸収について-髄液の正常・異常漏出との関連性-」     演者:三浦真弘