脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

頭痛診療のピットフォール -脳脊髄液減少症を含めて-

頭痛診療のピットフォール -脳脊髄液減少症を含めて-

第409回 国際治療談話会例会

頭痛診療のピットフォール-脳脊髄液減少症を含めて- と題して、講演させて頂きました。

このような機会を頂きました関係者方々、そして御参加頂いた方々に心より御礼申し上げます。

頭痛診療に関して

①危険な頭痛か?
②危険な頭痛の場合、緊急性があるか?
③他臓器からのSOSか?

を判断する事が大切です。

危険な頭痛とは、脳腫瘍など、生命を脅かす可能性のあるものを言います。

そのうち、 緊急性があるものは、くも膜下出血などの脳卒中です。

他臓器からのSOSとしては、急性緑内障、高血圧性緊急症、呼吸器疾患の増悪などがあります。

その他、頭痛に関しては、

を御参照頂けたらと思います。

脳脊髄液減少症に関しては、実際の症例を提示して説明させて頂きました。

また同談話会例会では、慶應義塾大学 耳鼻咽喉科 國弘幸伸准教授から、 「めまい診療のピットフォール」 のタイトルで、外リンパ瘻を中心に御講演頂きました。

脳脊髄液減少症に合併する事がある外リンパ瘻、今後の課題を考えさせられました。

 第2部 の【感 想】 では、早稲田環境塾長 原 剛 先生から 「蘇る宮沢賢治」 、東北出身の私にとって、興味あるお話しでした。

多くを勉強させて頂き、有意義と感じております。