むち打ち治療セミナー
- 2013.05.07
- 学会・講演・論文
むち打ち治療協会 http://www.mutiuti.jp/ 主催のセミナーにて
「むち打ち症と脳脊髄液減少症 -病態と診察法-」
のタイトルで講演させて頂きました。
関係者方々に熱く御礼申し上げます。
講演では、病態についての解説と症例を数例、むち打ち治療協会所属の治療院から紹介頂いた患者様を含めて提示させて頂きました。
交通事故後に、頭痛、頚部痛、倦怠感などの体調不良が出現した女子中学生の脳脊髄液減少症症例について、紹介頂いたS治療院院長に当時のお話を伺うと、
「彼女は、元々、めちゃくちゃ明るい子であったのが、交通事故をきっかけになまけ病のようになってしまい、大学病院を含め数か所の病院を受診しましたが、きまって精神疾患との判断でした。
自宅から少し離れた脳脊髄液減少症診療の看板を抱えている病院に時間をかけて行っても、門前払い同然で、脳脊髄液減少症ではない!との診断でした。
お母さんも、複数の病院で異常ないと言われると、娘は精神的に弱いのか、なまけているのかと、疑う時期もありました。
でも彼女は、絶対精神疾患ではない!
何か病気があるはず!と山王病院を紹介しました。
山王病院で脳脊髄液減少症の診断がついて、今は元気な高校生活を送っています。
関西から東京に行ってもらって、そして元気になって良かったです。」
と、病院を受診するたびに理解されない苦悩を思い出され、涙ながらに語って頂きました。
S治療院院長の、病院で異常なしの診断が出たから、しょうがない・・・、でなく、むち打ち症に悩む方々を何とかしたいという強い意志が、診断、治療につながったと思います。
以前から脳脊髄液減少症が重要との理解を頂き、勉強を進められる、むち打ち治療協会、そして所属治療院の方々に改めて感謝申し上げます。
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高橋浩一先生
私が『むち打ち治療協会』所属の整骨院に通院し始めてから、もうすぐ1年になります。
昨年の6月7日に新宿アルタ前で開催された「むち打ちなおそう」のイベントを患者会の方から教えてもらったのがきっかけでした。今年は今月の26日に開催と伺っているので、また参加できれば…と考えています。
それにしても、『むち打ち治療協会』に所属している先生方は高橋先生の講演を聞いて勉強されているおかげもあり『脳脊髄液減少症症』について話をすると親身になって色々と考えてくださり、とてもありがたいです。
私が脳脊髄液減少症を発症した原因は年月が経過し過ぎてわからないのですが、交通事故ではないのでは確かです。思い当たる原因は約20年前の中学校時代に濡れた廊下で尻もちをつき、腰と頭を強打したことだと思っています。そんな昔の症状を話しても先生方は嫌な顔をせずに少しでも体の調子が良くなるように、色々な砲術をしてくださいます。
最近は少しずつですが、体が以前よりも改善してきたように感じます。
もっと元気になって、色々な人達の役に立てるように頑張っていきたいです!
ゆみぷー様
コメントありがとうございます。
26日のイベントは、私も参加の予定です。
https://takahashik.com/csf/post-3780/
よろしくお願い申し上げます。