脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

慈恵魂!

慈恵魂!

先日、国際医療談話会 で、

http://www.imsj.or.jp/

東京慈恵会医科大学整形外科  斉藤充准教授より、

「なぜ生活習慣病では高い骨密度でも骨折するのか? -骨粗鬆症の新しい定義と治療-」

と題して、非常に興味深い御話がありました。

骨粗鬆症とは、骨がもろくなって、容易に骨折してしまう病気です。

骨粗鬆症と、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病とは、以前は関連が明らかでありませんでした。

中には、糖尿病と骨粗鬆症には関連がない!とする、強い意見もあったそうです。

その状況下で研究を重ねられた斉藤准教授。

現在では、生活習慣病と骨粗鬆症の間には、密接な関係がある事が広く認められています。

強い反対意見にかかわらず、研究をすすめ、新たな知見を見出した姿勢は、尊敬です。

セミナー後に、御挨拶をさせて頂き、逆風の中の研究は苦しくなかったか?と尋ねると、

「当初は強い反発などありましたが、数年頑張れば、協力してくれる方々、認めてくれる方々も増えてきましたから・・・」

そう、さりげなく語る斉藤准教授、我が母校、東京慈恵会医科大学の学祖、高木兼寛先生を想起した感じです!

私が、脳脊髄液減少症の治療を専門にしている事を伝えると、

「慈恵魂!で、頑張りましょう!」

と、暖かい御言葉を頂きました。

「慈恵魂!」

いい響きです!

慈恵魂を持って、慈恵の名に恥じぬよう頑張ります!