第40回 小児神経外科学会 その3
- 2012.06.19
- 学会・講演・論文
第40回 日本小児神経外科学会小児期に発症した脳脊髄液減少症 -RI脳槽シンチグラフィー所見と治療予後-
発表後、
MRI所見について
成人との差は?
治療前後のRI所見に関して知見はあるか?
などの質問を頂きました。
関心を示して下さる医師が、徐々にですが増えてきています。学会活動、これからも積極的に続けていきます。
それから大分の施設から、小児の脳脊髄液減少症症例に関する演題発表がありました。
外傷後に体位性頭痛などが出現した際には、早期に安静+点滴にて改善する症例が非常に多いとの報告でした。
発症早期における対応方法として非常に重要です。
また同演題では、脳脊髄液減少症は、スポーツ外傷や不登校との関連から教育現場での認識が高まっているとも述べられました。
多くの施設で脳脊髄液減少症の認知が進み、早期の対応を施行されれば、病気に悩む方々も減るはずです。とても貴重な発表でした。
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高橋浩一 先生
>また同演題では、脳脊髄液減少症は、スポーツ外傷や不登校との関連から教育現場での認識が高まっているとも述べられました。
高橋先生には、全く「釈迦に説法」なのですが、検索エンジンで、「脳脊髄液減少症 教育委員会」と検索してみて下さい。
例えば、Y●●●●では、38000件、G●●●●●では、35900件ヒットします。
それだけ、地方の教育委員会も注目していることがらなのだと思います。
もはや「医師である故の懐疑」は、許されない段階に来ている疾病であると再認識しました。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
本当ですね!
先日も、外傷後に頭痛が続く男子学生が、近医の指示で山王病院を受診しました。こういったケースも増えてきており、確実に認知度が上昇していると感じています。