脳脊髄液減少症の診断
- 2012.04.12
- 学会・講演・論文
第10回 脳脊髄液減少症研究会
診断基準に関して、山王病院 美馬達夫部長から「脳脊髄液減少症ガイドライン改定に向けての私案」の演題で発表がありました。
美馬部長が診断を進める上で重要と考えている事は
① 診断確実症例、可能性が高い症例、否定はできない症例、否定的な症例、の4つの段階に診断の確実性を振り分ける
② 症状として頭痛を重視し、付随的な症状に振り回されない
③ RI脳槽シンチのRI残存率を診断基準の中心にする
④ 腰椎穿刺後頭痛の存在
⑤ 生食パッチの効果
です。
豊富な経験から出た私案で、厚生労働省脳脊髄液減少症の診断・治療法に関する研究班が発表した「脳脊髄液漏出症画像判定基準・画像診断基準で不十分な点を補う内容と感じました。
特にRI残存率評価、生食パッチの効果は脳脊髄液減少症診断上、必須と考えています。
また確実性の振り分け、頭痛などの痛みを重視するといった事も診断を進める上で重要と思っていました。
現存のガイドラインは大雑把にいうと、過大評価気味になるか、過小評価的になるかです。
的確な診断基準研究のため、さらに勉強していきます。
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高橋浩一先生
美馬先生は私が外来へ行くと毎回、「頭痛の有無」・「生食パッチの効果」を聞いてきたので不思議に思っていたのですが、ようやく謎が解けました。
昨年発表された『脳脊髄液減少症ガイドライン』の作成にも長い年月がかかりましたが、更に的確なガイドラインを作成するとなると先生方の苦労は並大抵ではないと思います。
先日、患者会の会合に出席させていただいた際、「私達(患者)も研究会に所属している先生方をバックアップしていこう」という話がありました。もちろん、私は大賛成です。
私はまだまだ先生にお世話になると思います。宜しくお願い致します。
ゆみぷー様
コメントありがとうございます。
皆様の御支援のおかげで、現状があると思います。
今後、診断・治療成績向上に頑張っていきますので、よろしくお願い申し上げます。
こんばんは
高橋先生
9日10日とありがとうございました
退院後、帰りがけ久しぶりに事故前に近い身体の感じで義理父のお墓参りしてきました
生食パッチの効果もありましたが短時間でした(ToT)
次の日の夜頭が重く倦怠感もあり空き缶を一階に運ぶ前に階段上で横になってました
一時間ほどしたらまた動けるようになり下におろした
のです
健康になりたいですね
頭痛はやっかいです、人によって重だるいとか後頭部からいたみが強く首からなのか後頭部なのか曖昧なときあります
今現在も↑向いたら時、後頭部の一部に鈍い痛みがあります
ゆっくりゆっくりですが先生の元で回復の兆しが見栄隠れしている状態です
これからもよろしくおねがいします
ヨッシー様
コメントありがとうございます。
回復の為、一緒に頑張っていきましょう!
申し訳ありませんが、悩み事です。
なかなか家族にも理解されないので、早く治療したいのですが。
昨年の5月から原因不明の症状に悩まされ昨年の9月から悪化し一日6時間の立ち仕事が出来なくなるほど悪化しました。内科で処方された安定剤で悪化し、安定剤や精神科の薬を止めたら回復してきましたが、今年の1月から毎日四六時中の頭痛に悩まされ不眠症にもなり、寝る時に睡眠薬を飲む時だけ少し頭痛が治まります。
頭痛が始まって もう7ヶ月を過ぎようとしています。山王病院には3週間やっとの思いで待ちましたが、それから更に4週間待ちです。あとの1週間がきついです。今日も頭痛が苦しかったです。
でも8月6日に診察を受けても その日は処置されないので、それからまた検査入院が やはり1ヶ月後なんでしょうか?
もう限界に近いですが、仕方ないですよね。みんな それくらい待ってるのですよね。キャンセル待ちは来ないのでしょうか?
実は毎日キャンセル待ちを待ちに待ってます。
匿名様
コメントありがとうございます。
頭痛がどういったものなのかで対応方法を考えていきます。
外来や入院治療など、お待たせせずに行っていきたいのですが、何分、私自身の能力やキャパの問題などあり、申し訳ございません。
御回復をお祈り申し上げます。