脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

第9回 脳脊髄液減少症研究会

第9回 脳脊髄液減少症研究会

第9回 脳脊髄液減少症研究会が今月末に開催されます。

山梨大学 脳神経外科堀越 徹会長が掲げたテーマは

「ブラッドは何故効くのか?効かないのか?」

です。

脳脊髄液減少症の病態、ブラッドパッチの治療機序などを検討する事により、ブラッドパッチの作用に迫り、治療成績を向上させていく大きなテーマです。

また堀越会長は、ブラッドパッチの効果が乏しい症例を念頭に考えられた事と思います。

私は

「小児期発症の脳脊髄液減少症54例に対する検討 -成人例との比較-」

「特異な経過を呈した慢性硬膜下血腫を合併した特発性低髄液圧症候群の2例」

を発表してきます。

今回は31演題に加え、特別講演も予定されており、脳脊髄液減少症の、さらなる治療成績向上につながる事を期待します。