講演会の効果
- 2011.01.18
- 学会・講演・論文
最近、発症してから比較的短期間の内に、山王病院を受診され、脳脊髄液減少症と診断される症例が、特に学童例で増えています。
先日も、発症して3ヶ月程で診断がついて治療させて頂いた脳脊髄液減少症の子どもがいました。
お母様によると、体調不良の原因がわからず悩んでいた時に、学校の養護教諭の先生が、もしかしたら脳脊髄液減少症かもしれないのでは・・・と教えて頂いたことがきっかけで、診断・治療につながったとの事でした。
その養護教諭の先生は昨年、私の講演を聴いて脳脊髄液減少症の存在を存じて下さったようです。
このように講演会で脳脊髄液減少症を知って頂いた先生方々から、脳脊髄液減少症ではないかと疑いを持って頂き、山王病院を受診してくる例が明らかに増えています。
これも講演会の効果と、改めて関係者方々、参加頂いた方々に感謝申し上げます。
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ふわふわの縫いぐるみ 2011.01.22
私の娘はボールが頭部に当たり 1カ月ほどしてから頭痛が出現してきました。日に日に症状が悪化しましたが
担任の先生は気分を盛り上げようと体育で冬の寒い中1時間スキーをさせ 痛みの激しさが増し、とうとう動けなくなってしまいました。ブラットパッチを2回していただき今は一日2時間の登校ができるようになりました。養護の先生ばかりでなく生徒と一番身近に関わってくださる先生方にもこの病気を知ってほしいと念願します。
そのために 市や県に教師や一般の人も公聴できる講演会、セミナーを開催したいただきたく 市会議員さんや県議さんにアピールしています。
モモ様
コメントありがとうございます。
学校の先生方には、本当に脳脊髄液減少症を知って頂きたいです。知って萎縮するのでなく、発症した時の対応につなげて頂けたらと常々思います。
少しずつですが、確実に認知度は上がっています。
お嬢様の御回復を心よりお祈り申し上げます。
高橋浩一 先生
一時帰宅で、我が家に帰って参りました。
「首から上のけが(事故)には、くれぐれも慎重に!」
どこの学校に赴任しても、このように言われます。
慎重にしなければいけないのは当然ですが、とりあえず応急処置としてどのように慎重にするのか、を知らなければ、有害な処置にさえなってしまいます。
現に、脳脊髄液減少症の患者様を無理やり運動させた接骨院の話なども伺っております。
そのような「誤解」も、様々な「偏見」と同じくらい恐ろしいことだと思います。
昨年、我が県の各所で、高橋先生が御講演されたことは、県内の教員の誤解や偏見を解くのに、大いに役立ったと思います。
また、「うちでも、そのような研修会を開きたい。」というご希望も二、三ですが、届いています。
我が市でお話ししていただいて、本当に良かったと思っております。
そのような輪が、どんどんひろがるよう、これからも、よろしくご指導下さい。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。調子はいかがでしょうか?
脳脊髄液減少症とわかっていれば、おのずと対応方法は決まってくるのですが、首から上の怪我のうち、脳脊髄液減少症は、わずかを占めるのみです。それゆえに判断が難しい場合も少なくありません。
>昨年、我が県の各所で、高橋先生が御講演されたことは、県内の教員の誤解や偏見を解くのに、大いに役立ったと思います。
あきちゃんで~す様の県からの受診が比較的多いです。これも効果と感謝申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
高橋先生
日常生活で、強いしりもちをうったり、頭部打撲したり、
ちょっとしたことで、脳脊髄液減少症になる場合があります。
どういうタイミングでなるのでしょうね。そして予防法はないのでしょか。解明されれば・・・と常に願っています。
わたしの場合はカイロで発症しました。
ところで、わたしは、運動で体力をつけて、少しづつでもよいから回復できるように、日々をすごしています。
といっても激しいことは、不安なので、軽いストレッチや散歩程度です。
先生、3Kくらいの重さのものをもって、筋力トレーニング
をしたいのですが、これくらいの重さは大丈夫なものなのでしょうか?もちろん疲れたら、休みつつ、自分のペースで運動
するつもりです。
もっともっとよくなりたいです。目標は1日フルタイムで働く
ことと、妊娠出産です。高望みでしょうか(笑い)
ふく様
コメントありがとうございます。
予防に関しては、今後の課題と思いますが、怪我をしないように!脳脊髄液減少症を起こさないように!と教育などが萎縮してしまうのは問題と思います。
私の考えとしては、誰も、好きで頭をぶつけたり、尻もちをついたりしたくないわけですから、万が一、発症した時に適切な対処をできるよう、脳脊髄液減少症を多くの方々に知って頂く事が重要と思います。
目標に向かって、自分の体調と相談しながら向上される事が大切です。ふく様の夢が叶う事をお祈り申し上げます。
高橋浩一 先生
モモ 様
一時帰宅しております。
早ければ、来週くらいに退院の運びとなるかもしれません。
その後は、しばらく自宅療養させていただくつもりです。
>そのために 市や県に教師や一般の人も公聴できる講演会、セミナーを開催して
>いただきたく、市会議員さんや県議さんにアピールしています。
>学校の先生方には、本当に脳脊髄液減少症を知って頂きたいです。
>知って萎縮するのでなく、発症した時の対応につなげて頂けたらと常々思います。
高橋先生の御講演を主催させていただいた者として、何らかのお手伝いが出来るかもしれません。どうぞ、ご遠慮なくお申し付け下さい。
あきちゃんさん!うれしいコメントありがとうございます!先生のブログ内でやりとりしていただいてよいのかわからずも お返事させたいただきました。
今子ども支援チームの方にサポートいただき 昨年市のホームページに病気についてアップ、そして同チームの小冊子を市内小中学校に配布していただきました。
この活動にあたり 市会議員さんにお力をいただきましたが、今後はセミナー開催と 治療費一部負担についての要望書を 市議さん同席のもと市長教育長に提出させていただく予定です。
市だけでなく県全体でこの病気について取り組んでいただきたいと 昨年夏に県議さんにもお時間をとっていただき同じ要望をお話しました。さっそく12月に一般質問で取り上げていただいたり 県の養護教諭の会議でも脳脊髄液減少症の講義があったそうです。
高橋先生にセミナーにお越しいただくのは一番理想でほんとうにありがたいことです。この病気の周知のため何とかセミナー開催をしたいと考えています。
あきちゃんさん 何かアドバイス等ありましたらぜひお願い致します!
高橋 浩一 先生
モモ 様
お返事を掲載していただき、ありがとうございます。
私の市は政令指定市なので、県の行政とは、基本的には別個に動いております。
別予算なのだから当然のことですが…
ここ数年、県内の各市では、高橋先生を講師として招聘し、本症についての理解を深めようとする動きがみられました。
しかし、我が市にそのような動きは全く?みられませんでした。
本症の周知の重要性については、以前より、高橋先生や患者のご家族の皆様に伺っていましたので、
我が市でも、絶対ににそのような講演会が開かれるべきと、強く思っていました。
そこで、私を含め市の教職員全員が属している研修組織を主催として、講師を捜すことにして、高橋先生にお願いしました。
予算も、銘々が、月ワンコイン程度の拠出の貧乏団体です。講師を捜すといっても、うまくいくかどうか、全く自信はありませんでした。
会場は、教職員の研修施設を使いました。賃貸料は無料ですので。笑
そのようにして計画が動き始めましたが、そのような財政的な問題もさることながら、
本症に保険が適用されていないということが、公的な研修会を開く上での結構な障害となった面もあると思います。
そのような中で、高橋先生には、本当に雀の涙ほどのわずかな謝礼で、自ら御講演をご快諾いただき、開催の運びとなったわけです。
高橋先生には、心より感謝いたしております。
私も、悪性腫瘍を抱える病人として、国の医療体制にも民間の保険にも、十分すぎるほど守られておりますが、
こんなことは、すべての疾病で当たり前に行われなければいけないことだと考えております。
なかなかブログ上では、個別のくわしいことまでお話出来ませんが、高橋先生は、私の連絡先をご存じです。
もしよろしければ、そちらにご連絡下さい。
もうじき退院できると思いますので、対応させていただけると思います。
モモ様
コメントありがとうございます。
脳脊髄液減少症の認知のため御尽力頂き、重ねて御礼申し上げます。
皆様のこういったお力が、前進する源です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
間もなく退院予定との事、嬉しく思います。
それから昨年の講演の際は、大変御世話になりました。今後ともよろしくお願い申し上げます。