脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

日独交流150周年

日独交流150周年

日本国際医学協会主催、
「日独交流150周年 日本国際医学協会第50回国際治療談話会総会」

が、先日、東京プリンスにて開催され、参加してきました。

http://www.imsj.or.jp/

近世~近代の日独交流における医学の歴史、日本医学会に大きく貢献されたドイツ医師の業績などが紹介されました。

その中で、ドイツ医学を称える一方、脚気論争が少しだけですが紹介され、人と接する臨床に問題があったと反省すべき点であったと指摘される先生がいました。

また上智大学 アルフォンス・デーケン名誉教授の「いのちの尊さを考える」という講演も、非常に興味深く拝聴させて頂きました。

生と死を考える事により、日本の医療や自殺、介護にまつわる様々な問題を提起頂きました。

例えば日本の医療では、医療の進歩により肉体的な寿命は延びて、世界でもトップの平均寿命を誇る国になったが、今後は心理的、社会的、文化的な生を含んだ相対的な生の延命が望まれる!

  • 悲嘆教育の必要性
  • 生きがいの探求

など、ユーモアを交え講演頂きました。

この「ユーモア」という言葉、ドイツでは「にもかかわらず笑う事である」と定義されているそうです。ユーモアは愛と思いやりのあらわれです!

国際交流の重要さの一つの側面を学んだ想いです。