むち打ち症
- 2010.09.20
- 学会・講演・論文
先日、むち打ち症治療協会 2010秋季セミナーにて
「むち打ち症の部分症である 脳脊髄液減少症について」
と題して、講演させて頂きました。
主催は、むち打ち治療協会 http://www.mutiuti.jp です。
むち打ち治療協会代表の柳澤正和先生をはじめ、関係者、参加者の方々に熱く御礼申し上げます。
参加者の多くは、むち打ち症治療を専門とされる柔道整復師の先生方です。
小生の講演に対して、多くの御質問を頂きました。活発な討論には、純粋に病状に悩む方々を良くしたいという熱い、熱い情熱を感じました。
多くの先生方に、脳脊髄液減少症に対して関心を示して頂き、身の引き締まる想いでいます。
また当セミナーでは、行政書士の先生方にも交通事故後の問題など講義が設けられるていました。
行政書士の米中先生が講義の最後に述べられた
「分野が異なっても、悩む方々を救うためという方向性、目的意識は一緒です。お互いに協力しあい、頑張っていきましょう!」
の言葉に、このセミナーに参加されたすべての方々の想いが詰み込まれている感じがしました。
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高橋浩一 先生
>「分野が異なっても、悩む方々を救うためという方向性、目的意識は一緒です。お互いに協力しあい、頑張っていきましょう!」
この想いは、私も一緒です。
特に、「お互いに協力しあい…」の部分は、大切にしたいです。「頑張ること」は言うべくもありません。
そのためにも、「医療のイニシアチブ」が本症の周知運動にとって、何より大切であると思います。
話が少しそれるかもしれませんが、今、マスコミで話題になっている刑事裁判で、検察側・被告人側双方に医師が出てきて証言を対立させた瞬間から、判決の行方は急展開しました。
医療とは、それほど「素人判断」の介入を許さない専門的で神聖な?
分野なのだということを世間に示したと思います。
「脳脊髄液減少症」の診断基準が、様々な対立を乗り越えて、少しでも早く保険診療に結びつくことを願っています。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
医療のイニシアチブが良い方向に進めば良いのですが、必ずしもそうではないと思います。
お互いに協力しあい・・・でも、ある医療者が反対意見などで、足を引っ張る事もあります。
自然科学に社会科学の介入が、時に問題を複雑にしますね!あきちゃんで~す様が常々述べられている点と思います。