第38回 日本小児神経外科学会 その一
- 2010.06.08
- 学会・講演・論文
先日、発表してきました。
発表内容の抄録は、
http://www.med.u-toyama.ac.jp/nsurgery/jspn2010/summary/O10-6.html
を参照頂けたら幸いです。
発表に対して、
「先生の所にたどり着くまで、どのような診断を受けていたのか?」
「不登校児の中から、脳脊髄液減少症を疑う症状、兆候は?」
「通常の診療で脳脊髄液減少症の方を診断するために頭痛の特徴など詳しく教えて下さい。」
「画像で描出されない場合、どのように診断を進めるのか?」
「画像で漏れが確認できない場合、どこからブラッドパッチするのか?」
など、御質問頂きました。
また、ある著名な先生には、
「脳脊髄液減少症は信じていなかったけど、高橋先生が効果があるというから存在するんだろな!今度、詳しく教えて下さい」
といった暖かい御言葉を頂き、感激しました。
まだまだ微妙な立場には変わりありませんが、少しずつですが、発表した成果があったと思います。
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発表に対して、
>「先生の所にたどり着くまで、どのような診断を受けていたのか?」
>「不登校児の中から、脳脊髄液減少症を疑う症状、兆候は?」
>「通常の診療で脳脊髄液減少症の方を診断するために頭痛の特徴など詳しく教えて下さい。」
これらについては、私もお話を伺いたいです。是非お願いします。
また、未だに専門医の方でも、本症に懐疑的な考えの方もいらっしゃることを知り、改めて、これからの道の険しさを感じております。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
回答ですが、
>「先生の所にたどり着くまで、どのような診断を受けていたのか?」
起立性調節障害、片頭痛、てんかん性頭痛、精神疾患、自律神経失調などなどです。
>「不登校児の中から、脳脊髄液減少症を疑う症状、兆候は?」
起立で悪化する傾向にある頭痛、倦怠感が慢性的にある。
活発であった子が、突然、不登校。
肩こり、などなどです。
>「通常の診療で脳脊髄液減少症の方を診断するために頭痛の特徴など詳しく教えて下さい。」
起立や天候の変化で悪化する傾向にある。
目の奥の痛みを伴う事がある。などなど
様々な症状があり、起立性調節障害などの診断がついていても、治療の限界に達している場合は、脳脊髄液減少症を考えて良いのではと思います。