朝の弱さを克服
- 2010.02.17
- 学会・講演・論文
先日の第8回 脳脊髄液減少症研究会では、多くの有意義な討論がなされました。
その中で、皆様に少しでも役に立つ可能性のある情報を提示させて頂きたいと思います。
熊本市民病院 光藤 尚先生が「中高生の脳脊髄液減少症についての検討」という演題名で発表され、若年者にも脳脊髄液減少症が存在するため、本症を念頭に置き、診断、治療を行うべきと述べられました。
発表終了後、「若年者の脳脊髄液減少症で、ブラッドパッチにより頭痛など軽快しても、朝が非常に苦手で、通学に支障が出ている症例が少なくないのですが、これに対して何か良い対策はありませんか?」
と、質問させて頂きました。
それに対し、日向市立東郷病院の山口 良兼先生が、
「朝の症状が強固の場合は、脳圧が低下し過ぎている場合があるので、お腹を押して腹圧をかけてあげる運動が効果的な事もあります。」
と、脳室パンピング体操の存在を御教授頂きました。朝、なかなか起きない方に対しては、脳室パンピング体操②が良いかと思います。
生活のリズムを心掛けても、なかなか克服できない程、朝が弱い方には試されてみては?と思う方法でした。
-
前の記事
バンクーバー・オリンピック 2010.02.16
-
次の記事
要望書 2010.02.19
高橋先生、こんにちは。
とても貴重な情報をいつもありがとうございます。
わたしも、まだ仕事に行っていた時とても朝が辛かった事を思い出しました。現在も朝食を食べ終わると横になったり、頭がボーとしていることがありますので早速この運動を実行してみます。
今週は、雨と寒さできついですね。この寒さでは、健康の人でも辛いと思いますが、これを乗り切れば待望の春が待っていますのでもう少しの辛抱ですね!!
復帰の計画も焦らず進もうと思っています。今度は、電車で気分が悪くならないように体を慣らしていこうと思っています。
yamaguchi様
コメントありがとうございます。
少しでも復帰の参考になれば幸いです。
もうすぐ春ですね!
益々の御回復をお祈り申し上げます。
高橋浩一 先生
大変ためになる情報を、ありがとうございました。
ここ数年、教育の分野に福祉的要素がだいぶ影を落とすように変わってきています。
義務教育年代でも、子どもより親のほうが先に家を出て出勤する、などということが珍しくありません。
ですから、「朝が非常に苦手」には、そういう身体的状況を引き起こす「社会的要因」、例えば、昨晩の過ごし方とか、保護者の養育態度とか、そういったことも大きくかかわっていると思います。
今日の体操の情報は、他の類似した症状…起立性調節障害とか、慢性疲労症候群とか…にも応用できるでしょうか?
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
運動は、無理をし過ぎなければ、悪い事はないと思いますので、起立性調節障害や慢性疲労症候群などでも試してみる価値はあるのではないでしょうか?
話しは変わり、私が小学生の頃、鍵っ子が社会的な現象にになった事を思い出しました。今は、さらに教育の環境が変化していると、子ども達を見ていると感じます。
お久しぶりです*
いつもお世話になります*
BP後、徐々に体調は改善されて来ています。
朝起きれない、身体に力が入らない。
私も毎朝戦っています。
とても参考になりました。
ありがとうございました*
先日ご相談した体調不良ですが、
整形外科を受診し、リハビリ(電気を当て、マッサージ)を続けて楽になりました。
コリがひどく、そのせいで頭痛、首痛になっているそうです。
一時はまた日中に仮眠を取るなど、起きれない程体調が悪かったのですが、今はまた長時間起きれるようになりました。
まだまだ回復途中で気が抜けませんが、生きている限りマイペースで頑張ります*
すずめ*様
コメントありがとうございます。
少しでも参考に頂けたら幸いです。
コリからくる頭痛、首痛は、うまくマッサージなど利用し、対応下さい。