脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

三鷹市学校保健会総会

三鷹市学校保健会総会

先日、三鷹市学校保健会総会にて「学童期発症の脳脊髄液減少症」について、講演させて頂きました。

教育関係の方々に「脳脊髄液減少症」について話をでき、改めて貴重な機会を頂いた想いです。

三鷹市教育委員会並びに関係者の方々に御礼申し上げます。

講演は約1時間させて頂きました。

講演後、御質問も賜りました。代表的なものは、

質問 「学校で頭をぶつける子は多いのですが、どのような状態の時に脳脊髄液減少症専門医受診をすすめるべきか?」

●回答

「学校生活に支障があり、他に支障を来たす異常を認めない場合、もしくは「起立性調節障害」や「精神障害」などの診断がついても、治療に限界がある場合は、本症を考慮すべきと思います。」

質問 「教師として、そのような子どもに接した場合、どのような姿勢を心掛けるべきか?」

●回答

「非常に難しい問題ですが、教師の言葉に傷ついたという事は、しばしば耳にします。例えば、保健室で休んでいる時に、「ここは、お前の来る場所じゃない!」と言われた事など・・・。

顔を見ると、元気に見えるので、もし、生徒が体調不良を訴えた場合は、生徒を信用すべき。私もそのような姿勢で、診療をしています。」

などなど・・・・・

埼玉での講演と同様に、有意義であったのではと思います。

写真は、講演最後のスライドです。