脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

学童期発症の脳脊髄液減少症

学童期発症の脳脊髄液減少症

先日、埼玉県教育委員会、埼玉県学校保健会主催による、学校・地域保健推進研修会が埼玉会館で行われ、約800人の埼玉県内公立学校に勤務されている方々が参加されました。

そこで、「学童期発症の脳脊髄液減少症」というタイトルで、約1時間、講演させて頂きました。

脳脊髄液減少症、特に学童期発症のものは、認知度が低いのが現状です。

本症の啓蒙のため、医学界での認知度を向上すべく、私共医師が頑張らなくてはいけないのは言うまでもありません。

加えて、一般の保護者が、本症についての知識を得る事が重要と思います。

そのためには、学校から情報を提供頂く事が、効果的と考えていました。

ですから、この講演は教育の現場の先生方に、脳脊髄液減少症の存在を知って頂く貴重な機会であったと思います。この場を借り、関係者方々に、深く御礼申し上げます。

講演終了後、何人かの先生から「思い当たる子がいる。」などの御言葉を賜りました。

学童期ゆえの復学などの問題が山積みされていますが、まずは本症啓蒙が大切と思います。

一人でも多くの方々を治していくと同時に、このような活動も続けていければ幸いです。