小児期発症の脳脊髄液減少症
- 2009.06.16
- 学会・講演・論文

第37会 日本小児神経外科学会で、脳脊髄液減少症について発表してきました。
発表内容は、
「小児期に発症した脳脊髄液減少症38例の検討 -特に画像所見について- 」
【結論】
小児期発症の脳脊髄液減少症では、典型的な画像所見を呈さない症例が多い。しかし、小児期発症例は成人発症例より、ブラッドパッチの有効率が高く、診断は慎重に進めるべきと思われた。
今回の学会で、脳脊髄液減少症についての発表は私の1演題だけでしたが、
「具体的な治療法は?」「SSRI投与は有効か?」「発症原因は?」 に始まり、医学的に鋭い、高度な多くの御質問を賜りました。
かなり踏み込んだ内容もあり、予定の時間を延長して、質疑応答が行われました。
発表終了後も、数名の先生から御意見など頂きました。
本症に関心を少しでも示してくださる医師が一人でも増えれば、今回の私の最低限の仕事はできたと思います。
夜は、仲間と大阪の街を楽しみ、気持ちよく酔えました。
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CSF Research 2009.06.17
高橋先生、日本小児神経外科学会での お仕事 ご苦労様でした。
「脳脊髄液減少症」の事を 発表して、たくさんの お医者様からの質問を お受けになった事、とても意味深く 思います。
また、反対派の先生方の多い中、大変 勇気ある行動力と、敬服と感謝の意を表します。
娘を 診ていただいている高橋先生が、そのように活躍される姿は、
嬉しくて感動すら 覚えます。また明後日 娘と高橋先生の お顔拝見に 伺わせていただきます。
激務と思いますが、お体 ご自愛ください。
おせつ様
コメントありがとうございます。
学会での発表など、私にとって本当に最低限の仕事です。むしろ、もっと様々な研究会などでもアピールすべきと考えていますし、まだまだ自分は甘いと感じています。
小児神経外科学会は10年以上前から参加し、発表などしてきましたので、知っている先生が多いため、楽しく勉強できました。
またの御来院をお待ちしています。
高橋浩一 先生
学会のご出張、大変お疲れ様でした。
ポスターセッションは、パワーポイントなどと違って、やはり、発表者と参加者の間に、一体感のようなものが生まれますよね。
高橋先生のブースは、さぞ温度が高かったろうと、お察しいたします。
一つ前の書き込みで、おせつ様が「お顔拝見」と書かれているのは、たぶん、「受診」のことですよね。
患者様やご家族と先生の間に、そのような関係が築かれていることをたいへん微笑ましく、うらやましく思います。
患者様やご家族のご努力は、もちろんあるにしても、高橋先生の「病を診ずして、人を診る」の具現化の賜と思います。
「トータルケア」に関して、少しでもお役に立てることがあれば、心がけたいと思います。
どうぞお申し付けください。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
おせつ様など、頑張られている方々のおかげで、自分も頑張れるという部分もあります。
ポスターセッションでは、改めて本症に理解を示して下さった医師も少なくないと信じたいです。
ただ現状の社会的背景など、すぐに治療に進むという施設は少ないのではと推察しますが、疑わしきは、本症に知識のある施設への紹介という流れができれば良いと思います。
高橋先生 あきちゃんで~す様
いつもお世話になっております。子育てを20年以上しておりますが、
特別支援学校に お世話になるのは初めてで、わからないことばかりです。
そんな時に、高橋先生のブログを通して、「あきちゃん先生」と出会えて、わからない事や、知らない事を、わかりやすく詳しく教えて頂き本当に感謝しています。その上、脳脊髄液減少症に深い理解を示してくださり、その件に関しましても、私の方が、教わる事ばかりです。
クリスチャンの私としては、神様の大きな御配慮を感じずにはいられません。
今後とも、お二人の素晴らしい先生方にご指導して頂きたく、
この場を借りて、改めて感謝します。
おせつ様
コメントありがとうございます。
あきちゃん先生には本当に御世話になっております。
それから、おせつ様にもいろいろ御教授頂き、感謝しています。
なんとかピー子ちゃんのお力になりたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。