脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

小児期発症の脳脊髄液減少症

小児期発症の脳脊髄液減少症

第37会 日本小児神経外科学会で、脳脊髄液減少症について発表してきました。

発表内容は、

「小児期に発症した脳脊髄液減少症38例の検討 -特に画像所見について- 」

【結論】

小児期発症の脳脊髄液減少症では、典型的な画像所見を呈さない症例が多い。しかし、小児期発症例は成人発症例より、ブラッドパッチの有効率が高く、診断は慎重に進めるべきと思われた。

今回の学会で、脳脊髄液減少症についての発表は私の1演題だけでしたが、

 「具体的な治療法は?」「SSRI投与は有効か?」「発症原因は?」 に始まり、医学的に鋭い、高度な多くの御質問を賜りました。

 かなり踏み込んだ内容もあり、予定の時間を延長して、質疑応答が行われました。

発表終了後も、数名の先生から御意見など頂きました。

本症に関心を少しでも示してくださる医師が一人でも増えれば、今回の私の最低限の仕事はできたと思います。

夜は、仲間と大阪の街を楽しみ、気持ちよく酔えました。

http://www.youtube.com/watch?v=i-rSuyqQTUQ