第37会 日本小児神経外科学会
- 2009.06.15
- 学会・講演・論文
第37会 日本小児神経外科学会が大阪市中央公会堂で行われました。
本学会の主題は「トータルケアを目指した理論と実際」です。
学会初日は、二分脊椎や小児中枢神経腫瘍、水頭症などの患者支援に熱いディスカッションが行われました。
外科医としては手術の腕を磨く事は当然ですが、小児患者と接する場合、患者自身はもちろん、家族の支援が重要になります。
医療、教育、社会などに残された問題は山積みですが、こういったテーマを議論する事で、さらに良質の医療を提供できるのではと思います。
この日本小児神経外科学会には数年ぶりに参加しました。久しぶりだったので、少々不安がありましたが、多くの先生から暖かい御言葉を頂き、本当にありがたく思いました。
また多くの貴重な経験談、御意見などを拝聴させて頂き、非常に勉強になりました。
夜は、大学の後輩達と大阪の夜を楽しみました。
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小児期発症の脳脊髄液減少症 2009.06.16
高橋浩一 先生
学会のご出張、お疲れ様です。
「トータルケアを目指した理論と実際」
とても興味があるテーマです。
なぜなら、脳脊髄液減少症の小児患者にとって「学校」は避けて通れない問題だからです。
良質の医療のために、教育の現場に期待するもの、欠けているもの等について、是非まとまったお話を伺いたいと存じます。
機会を設けさせていただく方向で動いておりますので、なにとぞ宜しくお願いいたします。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
以前、慈恵医大の小児脳神経外科在籍中に、医師のみでなく、看護士、心理療法士など複数の異なる分野の方々が集まり、患者、そして、家族のケアをどうすべきかを定期的に討論してきました。
先日の学会では、その主軸であった柳澤先生にも久しぶりにお会いでき、本当に感激でした。
https://takahashik.com/csf/post-441/
子どもの診療に関して、医療に加え教育の問題も重要と思います。今後とも御指導の程よろしくお願い申し上げます。
高橋浩一 先生
学会でのご発表、お疲れ様でした。ありがとうございました。
例の「朝青龍」問題がクローズアップされたとき、世間は、「総バッシング」で「横綱は、24時間横綱であるべき」などと、批判の的になりました。
「24時間横綱である」とは、どのようなことでしょうか?
相撲のことだけ考える姿勢が「横綱」でしょうか。
高橋先生の「夜を楽しむ」お写真をみて、ホッとします。
このようなお人柄の中から、先生の診療姿勢?が生まれるのだと思います。
同時に、われわれ患者も、四六時中病気のことだけを考えていたのではいけないと思います。
自分らしく楽しく生きることや、余裕があれば、他人のためになることなどに目を向けるべなのかな、と思います。
今、クライバーンコンクールに優勝したピアニストの辻井伸行氏が大きな話題になっていますが、彼のお母様が「障害者らしく育てるのではなく、伸行らしく育てる」という風におっしゃったことに、大きな拍手をお送りしたいです。
ところで、高橋先生。
大阪には、ビリケンくんのほかに、極楽戎(えびす)つてのもある(あった?)んですよ。ご存じでしたか?
http://462photoblog.com/picture_library/gokuraku2.jpg
風の便りに、昨年度いっぱいで閉じたとも聞いていますが…汗
F様
コメントありがとうございます。
朝青龍の件、F様の御意見に賛成です。
勉強ばかりでは、良い人間に育たない、遊び、スポーツなども大切という信念があり、私の子ども達にも実践しています。
それから辻井伸行氏の件、目が見えないハンディを克服して・・・という事自体、奇跡に近い快挙と思いますが、このように育てられた御家族にも敬意を表したいと思います。
どうしても障害者を意識せざるを得ないと思いますが、そこを伸行氏らしく育てられた事、プラス思考が前面にでた結果とも思います。
最後に、大阪はよく行く街ではありますが、本当に関東では見ることのないものが多く、毎度面白いと感じています。