特発性低髄液圧症候群に伴う慢性硬膜下血腫の診断と治療
- 2019.10.15
- 学会・講演・論文

先日の、日本脳神経外科学会第78回学術総会
「特発性低髄液圧症候群に伴う慢性硬膜下血腫の診断と治療 ―179例における病態解析―」
の演題名で発表してきました。
特発性低髄液圧症候群に伴う慢性硬膜下血腫治療のポイントしては、
保存的加療にて効果が乏しい場合は、急変もありえるため、迷わず、治療を考えるべきです。
治療としては、血腫量が多くない症例では、ブラッドパッチを先行すべきです。
血腫量が多い症例、髄液圧が上昇している症例では、ブラッドパッチに続いて直ちに血腫洗浄術を行う必要があると考えています
山王病院脳神経外科では、外来初診予約が取りにくい状況が続いており、大変ご迷惑をおかけしております。
このような状況ですが、「特発性低髄液圧症候群」と診断されている症例は、早期に治療しないと慢性硬膜下血腫を合併し、時に生命を脅かす状態となる場合があるため、早期の受診を考慮させて頂きます。
特に慢性硬膜下血腫合併症例は、早急な治療を要する場合がありますので、是非、山王病院の医療連携係に問い合わせ下さい。
慢性硬膜下血腫は、
ご家族が認知症と間違えてしまい受診が遅れる、
ということを知った時がありました。
高橋先生がこのように発信してくださると、とても理解しやすく有難いです。
今日は、私にとって特別な日になりました。
約半年かけて探した就職先の見学に行ってき、
来週、面接を受ける希望を伝えました。
交通事故のことも、その後の治療についても相手側にお伝えでき、
その上で面接を受けることが出来ることは、高橋先生のおかげです。
治療を初めて7年目に突入しましたが、とても嬉しい一日でした。
耳ホッカー様
コメントありがとうございます。
確実に前進していますね!益々のご活躍を応援させて頂きます。