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小児期学童期に発症した脳脊髄液漏出症の病態と診断

小児期学童期に発症した脳脊髄液漏出症の病態と診断

第47回 小児神経外科学会 JSPN48 (umin.jp) 

「小児期学童期に発症した脳脊髄液漏出症の病態と診断」

の演題名でWebでの発表を行いました!

15歳以下の脳脊髄液漏出症症例では、ブラッドパッチ前は、不登校状態が半数以上でしたが、ブラッドパッチ後は9割以上の症例で何らかの形で登校可能な状態に改善しています。

脳脊髄液漏出症は、不登校の原因となる場合もあるため、小児期の頭痛をはじめとする難治性の不定愁訴症例では、脳脊髄液漏出症の可能性を考慮し、診断を進めていくべきです。 

脳脊髄液漏出症小児例において、ブラッドパッチは有効な治療法なので本症の認知度向上が望まれます。