脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

小児期、学童期の頭痛

小児期、学童期の頭痛

11月28日(日)、第四回 起立不耐症研究会に、オンラインにて参加し、

「小児期、学童期の頭痛 ―脳脊髄液減少症と起立性調節障害―」の演題名で発表させて頂きました。

第4回 起立不耐症研究会 | 起立不耐症研究会 (jsoi-online.org)

脳脊髄液減少症症例のうち体位性頻拍症候群postural tachycardia syndrome: POTS、または起立性調節障害orthostatic dysregulation: ODと診断された症例が約40%存在しました。

小児期・学童期の難治性頭痛の認知度向上のため、POTS, ODとの関連、予後の検討は重要と考えています。

また起立不耐症は、慢性的な疲労、体力低下などを呈することが多いです。

回復のため、生活習慣による改善の工夫も多く聞かれました。

それから最近のトピックとして、コロナ感染症、コロナワクチン関連の話題も多く、とても勉強になりました。

あくまで私見ですが、1回目の接種で副反応が強く出現した場合、2回目の接種は慎重に考えた方が良く、やらないという選択肢はありだと思います。