脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

学童期の、むずむず脚症候群

学童期の、むずむず脚症候群

むずむず脚症候群(Restless Legs Syndrome)は、下肢の感覚異常に伴う運動障害です。

小児での有病率は2-4%と報告されています。

鉄欠乏、睡眠不足、カフェイン、感染症、薬剤(第一世代抗ヒスタミン薬、SSRI)などがリスクファクターです。

また、むずむず脚症候群は、体位性頻脈症候群でコントロールに比べ多いと報告されています。

脳脊髄液減少症と体位性頻脈症候群 │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)

むずむず脚症候群が疑われた場合、規則正しい生活リズム、十分な睡眠時間、カフェイン摂取の制限などが薦められます。

効果が乏しい場合は、血液検査など詳細な検査を行い、必要に応じて薬物療法を検討します。

先日の第64回日本心身医学会総会の際に、ご教授頂きました太田睡眠科学センター、加藤 久美先生に感謝申し上げます。

https://med-gakkai.jp/jspm64/