学童期の、むずむず脚症候群
- 2023.07.23
- 学会・講演・論文

むずむず脚症候群(Restless Legs Syndrome)は、下肢の感覚異常に伴う運動障害です。
小児での有病率は2-4%と報告されています。
鉄欠乏、睡眠不足、カフェイン、感染症、薬剤(第一世代抗ヒスタミン薬、SSRI)などがリスクファクターです。
また、むずむず脚症候群は、体位性頻脈症候群でコントロールに比べ多いと報告されています。
脳脊髄液減少症と体位性頻脈症候群 │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)
むずむず脚症候群が疑われた場合、規則正しい生活リズム、十分な睡眠時間、カフェイン摂取の制限などが薦められます。
効果が乏しい場合は、血液検査など詳細な検査を行い、必要に応じて薬物療法を検討します。
先日の第64回日本心身医学会総会の際に、ご教授頂きました太田睡眠科学センター、加藤 久美先生に感謝申し上げます。
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