脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

脳脊髄液減少症と起立性調節障害

脳脊髄液減少症と起立性調節障害

Brain and Development Case Reportsに以下の論文が採用されました。

Yuko Ohashi, Tatsuo Fuchigami, Koichi Takahashi. Two cases of cerebrospinal fluid hypovolemia that had been interpreted as orthostatic dysregulation

Brain and Development Case Reports 2 100031, 2024

ブラッドパッチが有効であった症例を提示し、起立性調節障害と診断されていても、治療効果が乏しい症例では、脳脊髄液減少症を考慮すべきと述べています。

一方、診断に関しては、過剰診断にならないよう配慮が必要との指摘があります。今後の大きな課題と考えています。

このような論文掲載の積み重ねが、脳脊髄液減少症診断、治療成績向上に繋がると信じております。

起立性調節障害を合併した脳脊髄液減少症 │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)

その朝起き不良は起立性調節障害? │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)