脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

機能性難聴

機能性難聴

脳脊髄液漏出症学会2025

https://www.narunia.co.jp/csfl2025/

機能性難聴の報告がありました。

機能性難聴とは、抹消および中枢の聴覚路に器質的異常を認めないが、聴力検査で異常を来す病態です。

年齢は学童期から中年に多く、脳脊髄液漏出症を伴っている場合は、ブラッドパッチなどの治療が有効な症例が存在します。

鈴木晋介先生は、機能性難聴は不登校の原因にもつながるため、髄液漏出症例は、早期に治療対応するのが最善と述べられています。

以前に、立位で悪化し、臥位で軽減する、起立性難聴症例も経験しています。

突破ファイル │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一

聴力障害が持続するものの原因が明らかでない場合は、脳脊髄液漏出症の関与を調べて見て良いかと思いました。