脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

平昌パラリンピックを見ていて

平昌パラリンピックを見ていて

平昌パラリンピックを見ていて、競技されている一人一人の方々からパワーと感動を頂いています。

国、地域、障害の程度、勝負を問わず、頑張っている姿を見ていると、涙すら出てきます。

なぜ頑張れるのか?

一言で語れるような簡単なことではないでしょうが、目標、モチベーションが保たれているということに関しては、多くの選手達が当てはまっているのではないかと思います。

我が国では、平成26年、身体障害者393万7千人、知的障害者74万1千人、精神障害者392万4千人と報告されていますので、パラリンピックに出場できる方々は、極々一部になります。

パラリンピックに出場できなくても、何らかのモチベーションを保つことは重要と考えています。

脳脊髄液減少症の中には、体力不足などが持続する方々がいます。このような方々に、いかにモチベーションを持って頂くかは、今も私が進行性に考えている大きな問題です。

ただし、脳脊髄液減少症で体調不良が持続しながらも、モチベーションを保ち続けて、夢を実現してきた方々は結構います。

その方々は、必ず挫折や困難をいくつも、いくつも乗り越えています。

発病前の目標には至らず、でも、新たに目標を設定し、叶えた方々もいます。

簡単でないから、目標や夢になります。

脳脊髄液減少症を患われたすべての方々に、目標を達成されて、夢を叶え、好きな事をして頂きたいと切に願っています。

平昌パラリンピックを見て、以上のようなことが頭を巡りました。