厳しい勝負の世界
- 2014.03.23
- スポーツ

大相撲大阪場所 鶴竜優勝おめでとうございます。
勝負の世界が厳しいのは、当たり前ですが、幕下、三段目の優勝者の戦歴を見て、別の視点から厳しさを感じました。
幕下優勝は、元小結の栃の心
http://sumodb.sumogames.de/Rikishi.aspx?r=6599&l=j
三段目優勝は、元十両の千代嵐
http://sumodb.sumogames.de/Rikishi.aspx?r=7109&l=j
ともに膝のケガで手術を受け、三場所、丸々休場しています。
通常、膝の靭帯損傷で手術をした場合、リハビリも含めて最低6ヶ月はかかると言われています。
大相撲は、2ヶ月に一度開催されますから、しっかりと膝を治そうと考えたら、三場所休場を考慮しないといけないでしょう。
その結果、番付が急降下します。
若い力士は、番付を落としてでも、しっかりケガを治して、将来につなげるというのも大切と思います。
しかし、いわゆるベテラン力士には、時間的に余裕がもてない力士もいます。
そのため、そういった力士は、各場所後に姑息的な治療を受けて、次の場所に備えています。
以前は、医師の診断書一つで、公傷が認定されたそうですが、そういった事の多発、乱用が起きて、今では対応されていないそうです。
体が大事だけれど、勝負に挑まなければいけない!
非常に厳しい世界です。
そんな中、栃の心、千代嵐の頑張りは、素晴らしい!益々の御活躍を応援させて頂きます。
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高橋浩一 先生
大相撲の公傷制度の廃止は、不必要な診断書を乱発?してしまった医師側や、無気力相撲をはじめとする八百長事件とも関連していますよね。
それらの制度を悪用する力士は、神聖な土俵に上がる資格はないと思います。相撲は、もともと「神々への祭事」なのですから。
病を持つ身として、診断書の悪用は許せません!今回の失聴作曲家騒動もそうでしたが。
話は、全く変わりますが、鶴竜関、日本語上手ですね!ボキャブラリーも豊富だし、ほとんどネイティブに聞こえます。
相撲協会に「外国語を上達するコツ」を教えて頂きたいくらいです。
F様
コメントありがとうございます。
御世話になっている、ある関取も、同様な事を仰っていました。まじめに取り組まれている力士には、公傷制度を再検討すべきとも述べられていました。
どれだけの数かはわかりませんが、一部の者のために、真剣に取り組んでいる方々が迷惑を受けるのは問題と思います。