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なぜ君は絶望と闘えたのか

なぜ君は絶望と闘えたのか

「なぜ君は絶望と闘えたのか -本村洋の3300日-」門田隆将著(新潮社版)

http://www.shinchosha.co.jp/book/123142/

私は、悲しい話は、極力、見ない、読まないようにしています。特に医療系の悲劇のドキュメンタリー。

医療系でなくても悲しい話は、気持ちが落ち込むので、なるべく遠ざけています。

しかし上記著書は、先日、門田先生にお会いさせて頂き、お考え、姿勢に感銘を受けたので、拝読させて頂きました。

内容は、涙を抑えられないような悲劇から始まり、読むに耐えられなくなりそうになりました。

そこを読み進めていくと、加害者を守る制度があるのに、被害者は守られないという体制を何としても変えていこうとする本村洋氏の姿勢に、次第に惹きこまれていきました。

交通事故被害者にも同じような状況が存在する!

「裁判官が日本を滅ぼす」

とともに、様々な事を考えさせられた、読んで良かったと思えた本でした。